エンレイソウイベントレポート「Knowledge Park vol.04 コミュニケーションビギナーズステップ」開催の模様をお伝えします
5月22日(木)18時より、エンレイソウメインラウンジでトークイベントを開催いたしました。
今回のイベントは、新学期から始まる新しい関係性づくりを応援する目的で、エンレイソウが企画したものです。話題提供者の石黒侑介先生(総長補佐(広報・社会連携)・大学院国際広報メディア・観光学院准教授)と川本思心先生(理学研究院准教授・専門は科学技術コミュニケーション)、そしてレゴ🄬シリアスプレイ🄬認定ファシリテーターの皆さんにご協力いただき、昨年大好評をいただいたプログラムのパワーアップ版を実施しました。
話題提供セッションでは、石黒先生が海外で取材された動画を視聴して、インタビューを通して相手の行動が変わっていく様子を例にお話しいただきました。「ことばの正確さや文化の違いを恐れず、率直な気持ちで相手と向き合ってみてほしい」と、参加者の気持ちを応援するメッセージで話題提供を締めくくられました。
川本先生からは、ご自身の研究を進めていく中でコミュニケーションに興味を持たれた経緯をお話いただきました。そして直接ことばで話すのではなく、モノを介したコミュニケーションの重要性と、そのメソッドとしてレゴⓇブロックを活用したワークショップを紹介し、次のセッション、コミュニケーションワークにプログラムが進みます。
参加者一人ずつに用意されたレゴⓇブロックは、全員に同じ色、形、個数のものが配られています。はじめは「長く」、次は「高く」に挑戦…と、ちょっとずつ難しくなるお題に、ファシリテーターのサポートを受けながら組み立てワークに取り組んだ後、グループ内で工夫したポイントや相手の作品についての感想を伝え合いました。手元に集中していた参加者が、相手の作品に、それから相手自身に…と、コミュニケーションの対象が少しずつ広がっていきます。
最後は「自分のなりたい姿」をブロックで制作して、体験ワークを終了しました。
同じブロックが用意されていたのに、参加者の数だけ作品が完成しているのは驚きでした。未来の自分に期待しているメッセージのような作品タイトルも、各自ユニークで興味深いポイントです。
参加者の作品は、6月末日までエンレイソウに展示しています。
作品とタイトル、完成した作品の見え方、いろんな楽しみ方があるので、作品を鑑賞しながらコミュニケーションについて考えを巡らせてみてください。
2025.6.17
文・写真
広報・社会連携本部 社会連携部門 特定専門職員 行天二季子